同時編集・上書き防止
kintoneの同時編集で保存できない・消える問題を防ぐ方法
「保存しようとしたら『他のユーザーがレコードを更新しました』と出て、書いた内容が全部やり直しになった」。kintoneを複数人で使っていると、遅かれ早かれぶつかるのが同時編集の衝突です。この記事では、kintoneが標準でどこまで守ってくれるのか(そして何が守られないのか)を整理し、衝突そのものを未然に防ぐ方法を解説します。
kintone標準の挙動: 黙った上書きは起きない。でも入力は消える
まず前提として、kintoneは同時編集に対してまったくの無防備ではありません。あるレコードの編集を開始した後、保存するまでの間に他の人が同じレコードを更新していた場合、後から保存しようとした人にはエラーが表示され、保存はブロックされます(いわゆる楽観ロック方式)。先に保存された内容が黙って上書きされて消える、ということは起きません。
問題は、このとき後から保存しようとした人の入力内容が保存できず、やり直しになることです。長い報告文を書いていた、複数の項目を丁寧に直していた——その作業がエラーひとつで無駄になります。さらに厄介なのは、衝突は保存する瞬間まで分からないという点です。編集を始める前に「いま誰かがこのレコードを開いて編集しているか」を知る手段が、kintone標準にはありません。
標準でできること・できないこと
| 観点 | kintone標準 | 同時編集ガードプラグイン |
|---|---|---|
| 先に保存された内容が黙って消える | 起きない(後から保存はエラー) | 起きない |
| 後から保存する人の入力 | エラーでやり直し | 衝突前に気づけるのでやり直し自体を回避 |
| 編集中かどうかを事前に知る | できない(保存時に判明) | 開いた瞬間に「○○さんが編集中」を表示 |
| 一覧画面で編集中のレコードを見分ける | できない | 編集中のレコードに印を表示 |
| 放置されたロックの後始末 | —(ロック機構自体がない) | 不要(自動で失効) |
まず試せる運用の工夫
プラグインを入れる前に、運用である程度緩和することもできます。
- 担当を分ける: レコードに担当者を明示し、「自分が担当のレコード以外は編集しない」ルールにする。最も確実ですが、応援・引き継ぎ・管理者の修正など例外はどうしても発生します。
- 編集のタイミングをずらす: 定例更新(日報・進捗など)の時間帯を役割ごとに分ける。件数が少ないうちは有効です。
- コメント欄を使う: 本文を直さず、まずレコードのコメントで連絡する。ただし「項目そのものを直したい」場面では解決になりません。
これらの工夫は「衝突の頻度を下げる」ことはできますが、「衝突したかどうかが保存時まで分からない」という構造は変えられません。編集する人数や頻度が増えるほど、運用ルールだけでは追いつかなくなります。
プラグインで「いま誰が編集中か」を見える化する
この構造そのものを変えるのが、レコード同時編集ガードプラグインです。仕組みはシンプルで、誰かがレコードの編集を始めるとそれを記録し、他の人が同じレコードを開いた瞬間に「○○さんが編集中」というバナーをその場に表示します。一覧画面でも編集中のレコードに印が付くので、開く前に避けられます。保存時には競合を検知して上書きを止める保険も働きます。
導入面の特徴も挙げておきます。
- 設定レス: 専用アプリの準備や対象項目の設定は不要で、プラグインを追加すればそのまま動きます。
- ロックの後始末が不要: 編集中の表示は自動で更新・失効するため、画面を閉じ忘れた人のロックが残り続けることはありません。
- レコードの中身は送信しない: 編集中であることを示す最小限のメタ情報だけを一時記録し、レコードの内容自体は外部に送りません。
Plumeruでは無料プランから1アプリで試せます。まずは衝突が起きやすいアプリ(案件管理・当番表・在庫など、複数人が同じレコードを触るアプリ)ひとつで動きを確かめるのが早道です。
よくある質問
kintoneで同時編集すると、データは上書きされて消えますか?
黙って上書きされることはありません。kintoneは編集を開始した後に他の人がそのレコードを更新していると、後から保存しようとした人にエラーを出して保存を止めます。ただし、その人が入力した内容は保存されず、画面を読み込み直して入力し直すことになります。
誰かが編集中かどうかを、開く前に知る方法はありますか?
kintone標準にはありません。編集中かどうかは保存時のエラーで初めて分かります。プラグインを使うと、他の人が編集中のレコードを開いた瞬間に「○○さんが編集中」と表示したり、一覧画面で編集中のレコードに印を付けたりできます。
編集したまま離席した人のロックは残り続けませんか?
Plumeruのレコード同時編集ガードプラグインは、編集中の表示を自動で更新・失効させる方式のため、画面を閉じたり放置したりしたロックは一定時間で自動的に消えます。管理者がロックを手動解除する運用は不要です。
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この課題を解決するプラグイン
レコード同時編集ガードプラグイン
他の人が編集中のレコードを開いた瞬間に「○○さんが編集中」と表示し、一覧にも印を表示。衝突によるやり直しを未然に防ぎます。専用アプリも設定も不要。30日間はカード登録なしで全機能を試せます(終了後は自動で無料プランに戻り、勝手に課金されません)。
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